台東縣文化處は今年、手書きの春聯(しゅんれん)*1とデジタル技術を融合させた、台湾で唯一となる無料の「パーソナライズ電子春聯」制作体験イベントを実施している。
台東縣縣長の饒慶鈴氏も体験に参加し、自ら「馬上幸福」「馬上」といった縁起の良い言葉を筆で書き上げた後、QRコードを読み取って画像合成とデジタル出力を行い、オリジナルの春聯を完成させた。

完成作品はそのままSNSで共有することも可能で、気軽に新年の挨拶として活用できるのが特徴である。

会場には春節らしい華やかなフォトスポットも設置され、来場者は写真撮影を楽しみながら、伝統文化とテクノロジーが融合した新しい春聯づくりを体験。







文化處は「自分だけの“理想の春聯”を手作りしてみてほしい」と来場を呼びかけており、会場となる台東美術館には家族連れや若者など多くの参加が期待されている。
*1 春聯(しゅんれん)とは、台湾の旧正月(春節)に、家の門や玄関に飾る赤い紙に縁起の良い対句(対聯)を書いた装飾です。富や幸福、平和を願い、門松のように魔除けと招福の目的で貼られます。5文字または7文字の対句が一般的で、門の左右と真ん中上部に飾るのが基本です。
≪春聯の主な特徴と由来≫
色と意味: 赤い紙は縁起が良い色とされ、邪気を払う意味を持つ。
構成: 通常、左(下聯)、右(上聯)、中央上部(横批)の3枚1組で飾る。
起源: 春秋三国時代の魔除け「桃符(とうふ)」が起源で、明の時代に庶民へ普及した。
「倒福」: 「福」の字をあえて逆さまに貼ることで「福がやってくる(倒=到)」を表現する文化も有名。
貼り時: 一般的に春節の前日(旧暦12月29日頃)に貼り替える。
現代では、商売繁盛や無病息災、新年の抱負など、願いを込めた文字が書かれ、台湾や中国だけでなく、華僑の住む地域でも見られる正月飾りの代表です。
出典:台東縣政府文化處
写真提供:同上
この記事は2026.02.05台東縣政府文化處発表の内容を日本語訳し活用したものです。原文と相違がある場合は、公式サイトに掲載されている原文が優先されます。