台湾・台東県(縣)ニュース

日本人にはあまり馴染みのない東台湾・台東縣。今、台東縣では地域活性化・地方創生を成功させ、確実に成果を挙げています。その台東縣の最新ニュースをお届けします。

“渣(ごみ)難”をもう生まない! コーヒー“渣(かす)”が華麗に大変身❗多様な循環価値を創出

少し前になるが、2025年12月31日、環境部(環境省)主催の「コーヒーかす循環利用の成果および法改正の方向性に関する記者会見(咖啡渣循環利用成果及修法方向記者會)」が行われました。

 

これまではコーヒー展示会といえば香り高いコーヒーを味わいに行く場でしたが、今回はまさに「コーヒーかす展」というないようでした。捨てられていた“コーヒーかす”が、どのように宝物へと生まれ変わるのかを目の当たりにする内容となっていました。

 

台東は、台湾でコーヒー栽培面積が第3位の県で、面積は約147ヘクタール。台湾では毎年37億杯ものコーヒーが飲まれ、11.1万トンのコーヒーかすが発生しています。

「統一(セブンイレブンスターバックス)」や「全家(ファミリーマート)」はコンビニ業界の“コーヒーかす大量発生者”ですが、台湾立法院(国会)事務所でもコーヒーを淹れて同僚や官僚の皆さんに振る舞うのが好きな議員が多く、その一人が台東選挙区選出の陳瑩議員。環境部の彭啓明部長(大臣)も常連だそうです。

 

陳瑩議員は「アシスタントはコーヒーかすで手作り石けんを作ったり、冷蔵庫の消臭に使ったりしていますし、私はボディソープに混ぜて角質ケアに使うこともあります。でも正直なところ、多くは結局ゴミと一緒に捨てられてしまい、とてももったいないと思っていました。」の語りました。

 

当日、陳瑩議員も会場を訪れ、「会場展示は本当に驚きの連続でした。コーヒーかすは、衣類、靴下、スニーカー、タオル、手作り石けん、スクラブ、さらには重金属を含まないお香/薫香、食べられる猫砂、そして私が特に興味を持ったコーヒー炭(バーベキューで焦げにくい、まさに神器!)にまで生まれ変わります。

回収・再製品化を経て、61%が高付加価値化できる一方、現状の回収率はわずか10%。成長の余地は非常に大きいのです。」と述べました。


さらに、陳瑩議員は、「今後、環境部には、コーヒーかす専用の回収メカニズムを整備してほしいと思います。また、立法院でも資源循環に関する立法を急ぎ、廃棄物処理法の改正を進める必要があります。さらに環境部には啓発を強化し、「回収が難しい・処理が難しい・マッチングが難しい」というコーヒー“渣(かす)難”を解決してほしい。

一杯のコーヒーから始めて、都市をもっとグリーンに、もっと循環型へ。みんなで一緒に行動しましょう!」と強調しました。

コーヒーかすに関しては日本でも同様の問題であると思います。

今こそ、台湾・日本が共同で「コーヒーかすの再利用」について共同研究開発を行い、全く新しい活用方法を生み出し、台日合作で世界へ売り込みを行うチャンスではないでしょうか。

コーヒー好きの記者としても、何とかこのプロジェクトを立ち上げ、進めていけないかを考えています。

こういったプロジェクトこそ、都市部主導型ではなく、地方主導型で行うべきで、これにより、新たな産業を創出することが出來、その結果、雇用が増え、地域活性化にも直結する事になるのではないでしょうか。

 

出典:陳瑩(Ying Chen)

写真:同上

この記事は2025.12.31陳瑩(Ying Chen)発表の内容を日本語訳し活用したものです。原文と相違がある場合は、公式サイトに掲載されている原文が優先されます。