昨年の12月12日の投稿でもお伝えしたように、台東縣では、公衆トイレの環境改善、環境向上と美化に力を入れています。
さらに、公共空間の質を高め、暮らしの美意識を深化させるため、台東縣環境保護局は創意あふれる「公衆トイレ・ギャラリー(公廁畫廊)」計画を推進しています。
第1弾の展示会場には、台湾中油・初鹿ステーションの特優級公衆トイレが選ばれ、國立臺東大學附設實驗國民小學(国立台東大学附属実験国民小学校)と連携。粘僑頡先生の指導のもと、第37期美術クラスの児童たちが共同制作を行いました。

日常で最も頻繁に使われながら見過ごされがちな公衆トイレという空間に芸術を導入し、美しさ・教育的意義・地域性を兼ね備えた公共の見どころへと生まれ変わらせ、用を足すひとときにもアートと出会える場を創出しています。
台東縣政府は、公衆トイレは生理的ニーズを満たす設備にとどまらず、都市の清潔管理、サービス品質、そして文化的な温もりを映し出す重要な指標であるとしています。芸術創作を取り入れることで、これまでの冷たく単調という固定観念を転換。
これは、細部や感覚を重視する台東の「スローエコノミー(慢經濟)」を具体化する実践であり、国連の持続可能な開発目標(SDGs)にも合致します。
SDG6「安全な水と衛生」(衛生施設の質の向上)、SDG4「質の高い教育」(児童の芸術実践)、SDG11「持続可能な都市とコミュニティ」を体現し、美意識教育と環境持続性の種を街のあらゆる場所に根付かせています。
環境保護局によると、今回の展示作品は「砂浜・海・海岸線」をテーマに、台東の自然景観の交差と生命の流れを象徴しています。児童たちは木板を支持体に、エポキシ樹脂と絵具の技法を組み合わせ、海の律動や光と影のレイヤーを表現し、奥行きと広がりのある視覚効果を生み出しました。

本取り組みを支援した台湾中油・初鹿ステーションの蘇靖惠所長には、作品の設置協力に加え、今後の維持管理も約束し、ガソリンスタンドの公衆トイレを旅人が立ち寄る温かな空間へと変えています。
子どもたちの作品が教室を飛び出し、実際に人々の役に立つことで、環境の親しみやすさが高まり、訪れるすべての旅人に台東ならではの情熱と創意が伝わります。芸術は、公衆トイレの快適性と総合的な品質を高める重要な要素となっています。
指導教員の粘僑頡先生は、「公共空間の美化に学生を参加させることは非常に貴重で意義深い学びのプロセスであり、作品が教室から地域へと溶け込み、人々に見られ、使われることで、芸術が環境と生活にもたらす前向きな影響を実感できた。」と語りました。
参加した児童たちも、自分たちの作品が公衆トイレに展示されることに、喜びと達成感を感じ、利用者の気持ちを明るくできればと話しています。
また、蘇靖惠所長は、「ガソリンスタンドの公衆トイレは旅人にとって重要な立ち寄り空間であり、芸術の導入によって環境の親和性が高まり、台東へのより深く温かな印象を残せる」と述べ、今後も継続的に維持管理に協力していく考えを示しました。
環境保護局は、快適なトイレ環境は皆で守るものだと呼びかけ、「公衆トイレ・ギャラリー」は空間の美化であると同時に、暮らしの姿勢を提案する取り組みだとしています。今後も多様な分野横断の連携を進め、さまざまな公共空間に美学を注ぎ込み、清潔さと芸術的美感を併せ持つ台東の実現を目指します。
初鹿を通りかかった際は、ぜひ足を止めて小さなアーティストたちの作品を鑑賞し、台東ならではの生活美学を感じてください。併せて、公衆心を大切にし、トイレの清潔と作品の保全にご協力いただき、この美しい環境と想いが長く受け継がれ、多くの人に役立つことを願っています。
出典:台東縣環境保護局、台東最速報
写真:同上
この記事は2026.01.06台東縣環境保護局、台東最速報発表の内容を日本語訳し活用したものです。原文と相違がある場合は、公式サイトに掲載されている原文が優先されます。