今年11月29日は台湾の統一地方選挙投票日。
各地域の首長及び、議会議員、里長、村長の選挙が全国一斉に行われる。
アメリカの中間選挙と同様に、現政権に対する国民の評価が現れる選挙となる。
与党の民進党は、頼清徳総統、蕭美琴副総統体制になってからは、中国本土からの圧力が強まり、支持率は下降気味である。
一方、野党は、國民党、民衆党があるが、前回の選挙では躍進を遂げた民衆党だが、選挙後、党首の不正が発覚し、党首が逮捕され、選挙後の様な勢いは衰えた。
國民党は、中国との関係を深めている。
考えてみると、蔡英文前総統の二期目の選挙の際、当初は、民進党不利と言われていた。選挙告示前に馬英九元総統が中国を訪問し、習近平と会った。その後、香港の民主化運動が始まり、結果は皆さんご承知の通りである。中共側としては、香港の民主化運動制圧を台湾に見せる事で、台湾に独立の動きがあれば、徹底的に制圧するというメッセージを送ることで、親中の國民党に有利になる様にという考えがあったのかも知れない。その確認の意味も込めて、馬元総統が習近平に会ったのではないだろうか。
しかし、結果は、中共の思惑が外れ、台湾国民は中共のやり方に断固立ち向かうという意味で、民進党の頼清徳氏を総統に選んだ。まあ、この時は、対抗馬である國民党の候補者(元高雄市長で、罷免された韓氏)選びも失敗だったと思う。
香港の民主化運動制圧作戦では思う様な結果を出せなかった中共。
今年の選挙を控え、昨年、再び、馬英九は中国へ行った。
その後、台湾近郊で解放人民軍の軍事演習が一気に増加した。今度は、武力で台湾国民を脅しにかかった。
これに対し、来年の統一地方選挙で台湾国民はどの様な判断をするのかはわからない。
台湾の選挙だけでは本当に予測不能である。
台湾人は全体的に、長期ビジョンで物事を考えない。これは、長い台湾の歴史上の出来事がそうさせているのかも知れない。
ビジネスにおいても、日本では5か年計画、10か年計画を立案するケースが多いが、台湾人は「5年後?10年後?そんな事、わかるはずがない。来年、台湾が存在するかどうかもわからないのに」と笑い飛ばす。
だから、減価償却も1年が普通。1年経って、結果が出なければ、潔く撤退または、大きく方針転換をする。
特に、中小企業の多い台湾では、その考え方が根強く残っている。
大企業に関しては、長期ビジョンも打ち出す様になったが、ある大企業の董事長(会長)とお話した際、「建前上は長期ビジョンも考えているが、本音の部分では短期の結果が重要だよ。
1~2年でそれなりの結果が出なければ、縮小、撤退に向けての準備に入る。」と言っていた。
台湾人はよく「台湾はいつ、どうなるか分からない。だから、子供達を世界中に留学させ、そこに人脈を作らせる。そして、現金は可能な限り“金”に変え、何時でも持ち出せるようにしている。」と言う。
そういえば、金の保有率では確か、台湾はダントツで世界一だったはずだ。
さて、前置きが長くなったが、ここで、来年の台東縣縣長に立候補を表明している
吳秀華台東縣議會議長と陳瑩立法委員のお二人の表明文をご紹介しておこう。
順番は、表明日の早い順に紹介する。尚、公平性を保つため、原文も今回は掲載しておく。
記者としては、お二人とも、台東縣を心から愛し、本気で台東縣をより良い場所にしていきたいと考えておられるので、どちらにも頑張って頂きたい。
政党に関係なく、お二人とも非常に優れた政治家であると感じている。


【台東縣縣長候補人 民進黨 陳瑩(Ying Chen)】
~10月23日に立候補表明~
本日、私は正式に民進党の指名を受け、台東県知事選への立候補が決まりました❗
私は自信があります。台東を、もっと良くできる❗
これまで民進党は、台東県知事選において決して有利とは言えない状況が続いてきました。
しかし今回、私が立候補を決意したことで、民進党にとって、そして台東がもっと良くなることを願うすべての人に、一筋の希望の光をもたらせると信じています。
私は、この光を昇る朝日へと変えてみせます。
民進党のため、そして台東のために、新しい道を切り拓き、
#台東を取り戻す
#台東を変える
――その覚悟です。
「なぜ、私が台東県知事候補に指名されたのか?」
それはただ一つ、
台東は、もっと良くなる価値があるからです。
これまで私は、台東をより良くするために、数多くの政策を粘り強く訴え、実現へ向けて動かし続けてきました。
🏥 医療(台東は、もっと良くなる!)
私は用地を確保し、馬偕病院の拡張を実現させ、より多くの県民が地元で医療を受けられる環境を整えてきました。
また、予算を確保して蘭嶼病院の建設を推進し、離島医療が長年抱えてきた課題の解決に取り組んでいます。
さらに、緑島の医師不足の解消にも調整・尽力し、島の皆さんが「病院にかかるのが遠い存在」ではなくなるよう改善を進めてきました。
医療は、住む場所によって差があってはならない。
台東の人々が、安心して暮らせる医療環境を実現します。
🚄 交通(台東は、もっと良くなる!)
私は、花東線および南回線の複線・電化を推進し、台東を「遠い場所」ではなく、より早く、より便利に外界とつながる地域へと変えていきます。
移動の不便さは、発展の足かせになります。
交通の改善こそが、台東の可能性を広げ、人・産業・未来をつなぐ力になると、私は信じています。
🎓 教育(台東は、もっと良くなる!)
私は、東部の子どもたちのために、「海外へ羽ばたく夢」を実現する機会をより多く確保してきました。
若者が世界へ出て視野を広げることは、自信と競争力を育て、やがて台東の未来を支える力になります。
出身地によって、夢の大きさが制限されてはならない。
それが、私の教育に対する信念です。
🏡 土地の正義(台東は、もっと良くなる!)
私は、「公有地払い下げ」の再実施を推進し、
長年懸命に耕作してきた農家の皆さんが、ついに自分の土地を持ち、安心して暮らし働けるよう取り組んできました。
台東は台風や地震が多い地域です。
花蓮・光復での災害を目の当たりにし、防災の重要性をより一層痛感しました。
台東には、より強靭な防災体制が必要です。
私は常に警戒を怠らず、先を見据えた備えを行い、すべての県民の安全を確保していきます。
これらの実績は、決して偶然に得られたものではありません。
20年にわたる政治活動の中で、私の選挙区でのサービス範囲は総統と同じほど広く、その経験が、粘り強さ、打たれ強さ、そして責任感を私に鍛えてくれました。
また、10年間の海外留学経験によって、広い国際的視野を身につけました。
特にハワイで過ごした数年間は、南島語族に属するさまざまな国の先住民族の友人たちと日常を共にし、南島文化への理解と認識を深める大きな礎となりました。
この経験は、台東により多くの革新的な発想をもたらす力になると確信しています。
さらに、30年以上にわたる音楽の研鑽と原郷(故郷)での奉仕活動を通じて、
人々の声により繊細に耳を傾け、弱い立場の方々の必要に寄り添う心を培ってきました。
私は、こうしたすべての経験を力に変え、
台東を、より公平で、より安全で、より希望のある地域へと導いていきます。
私は口先だけの人間ではありません。行動で証明してきました。
私には、豊富な経験があり、広い視野があり、そして人の痛みに寄り添う繊細な心があります。
私は信じています——
皆さんと力を合わせれば、台東は必ず、もっと良くなる!
≪中文原文≫
今天我正式獲得民進黨提名——參選台東縣長❗
我有信心!讓台東更好❗
過去民進黨在台東縣長選舉中,往往不被看好,但隨著我這次決定參選,我為民進黨、也為所有希望台東變得更好的人,帶來一道曙光!我會努力讓這道曙光,化為旭日東升!我會為民進黨在台東開疆闢土,#贏回台東、#翻轉台東!
「為什麼提名我參選台東縣長?」
因為——台東值得更好!
這些年,我不斷努力爭取、推動各項讓台東更好的政策。
🏥 醫療:(台東值得更好!)
我爭取到土地,擴建馬偕醫院,讓更多鄉親能在地就醫。我也爭取到經費,即將興建蘭嶼醫院,解決離島醫療的長期困境。我也協調補足綠島醫師的人力缺口,讓大家看病不再遙不可及。
🚄 交通:(台東值得更好!)
我推動花東與南迴鐵路雙軌電氣化,讓台東不再遙遠,讓台東人能更快、更便利地與外界連結。
🎓 教育:(台東值得更好!)
我為東部的孩子爭取更多「出國圓夢」的機會,讓年輕人能走向世界、開拓眼界,未來更有競爭力。
🏡 土地正義:(台東值得更好!)
我推動再次辦理「公地放領」,讓辛苦耕作的農民,終於能擁有屬於自己的土地,實現安居樂業的夢想。
面對台東頻繁的颱風和地震,從花蓮光復的災害中,我更深刻體認到防災的重要性。台東值得更好的防災韌性,我會時時保持警覺、超前部署,確保每位鄉親的安全。
這些政績不是憑空而來。過去20年的從政經驗,我的選區服務範圍就跟總統一樣大,也因此磨練出我耐操、耐磨的毅力與責任感。海外10年的留學期間,讓我擁有寬廣的國際視野。尤其在夏威夷的那幾年,天天與來自不同南島語系國家的原住民朋友生活在一起,更奠定並深化了我對南島文化的體認,也讓我能為台東帶來更多創新的想法。30多年的音樂訓練與原鄉服務經驗,讓我學會用更細膩的心,去感受人民的聲音、照顧弱勢的需要。
我不會只有說,我是用行動證明的人!
我有豐富的經驗、寬闊的視野、細膩的心...
我相信——
只要大家和我一起努力,台東,一定會更好!
出典:陳瑩(Ying Chen)Facebook
写真:同上
この記事は2025.10.23陳瑩(Ying Chen)Facebook発表の内容を日本語訳し活用したものです。原文と相違がある場合は、公式サイトに掲載されている原文が優先されます。
【台東縣縣長候補人 中國國民黨吳秀華台東縣議會議長】
~12月24日表明~
温もりと行動で、台東の未来を守り、受け継ぐ
本日、私は感謝と謙虚さ、そしてこの上ない重い責任を胸に、中国国民党からの指名を受け、2026年台東県知事選挙への出馬を決意いたしました。
これは単なる栄誉ではありません。
それは重く、深い責任であり、そして故郷への揺るぎない約束です。
私は台東の娘であり、長年にわたり現場の最前線を歩き続けてきた民意代表でもあります。
台東で生まれ、台東で育ち、そして原住民族の嫁として暮らしてきました。
この土地への想いは、選挙期間中の一時的な滞在から生まれたものではなく、
日々の暮らしの積み重ねの中で育まれてきたものです。
長年にわたり、私は県内139のすべての村里を歩き回り、部落(集落)に入り、辺境地域を訪ねてきました。高齢者の方々からは健康やケアに関するニーズを聞き、若者たちからは、故郷に戻ること、そしてここに留まることへの葛藤や期待の声を聞いてきました。
こうして長く現場に立ち続けてきたからこそ、私は台東の人々が本当に必要としているものは何か、そして台東が次に進むべき道はどこかを、はっきりと理解しています。
議会で県政を監督し、地域の建設を勝ち取る過程において、私は郷親(地域の皆さん)の声を、目に見える行動へと変える努力をしてきました。
環境を破壊する海岸風力発電に断固反対したこと、南王地区で長年続いてきた浸水問題の調整・解決、あるいは鯉魚山や河川整備などの基礎インフラの推進。
観光面では、空港のチャーター便直行便の実現、知本温泉の活性化、離島航路の輸送能力向上を後押ししてきました。
また、医療とケアの分野では、看護師の定着奨励金を獲得し、看護学科の設立を支援するとともに、高齢者のための帯状疱疹ワクチン補助を実現し、長期介護体制の充実にも継続して取り組んでいます。
私は一貫して、子どもを大切に育てることこそが、台東の未来への投資だと信じています。
保育所や幼稚園の資源拡充から、より安全で、やさしく、地域の特色を生かした遊び場づくりまで、若い家庭の負担を少しでも軽くし、安心して子育てができる環境を整えたい――その一心で取り組んできました。
未来に向けて私は、これまで築いてきた基盤の上に立ち、全世代の健康、しなやかで強い台東、そして革新的な経済を引き続き推進していきます。
より公平な教育環境を整え、人材が進んで残りたくなる「学びの都市」を築き、若者が夢に挑戦でき、安心して暮らせる場所をつくります。
同時に、幼少期から高齢期まで、すべての世代が支えられる「全世代型の健康セーフティネット」を構築し、支援が本当に各家庭の日常に届く社会を実現します。
台東は農業県です。私たちが進むべき道は、健康的な食と農、テクノロジーの活用、そして持続可能な農業を同時に発展させ、農業の強靭性を高めることです。
また、四季折々の観光と国際的なスポーツブランドイベントを組み合わせ、観光体験の質を深化させ、台東の魅力を世界にしっかりと発信していきます。
私は一貫して信じています。
台東に必要なのは、単なるスローガンではなく、現場を理解し、行動でき、ぬくもりを持って人々を導く存在だということです。
私はすでに、饒県長が築いてきた「スローエコノミー」の基盤の上に立ち、県政をさらに深く耕し、着実に前へ進む準備ができています。
これは、私個人の選挙ではありません。
台東の価値を共に守り、次の10年を決めるための、私たち全員にとって重要な節目です。
私はこれからも、耳を傾け続け、行動し続けます。
台東のために、そしてより良い未来を切り拓くために。
≪中文原文≫
用溫度與行動 傳承守護台東未來
今天,我懷著感恩、謙卑,也無比慎重的心情,接受中國國民黨的提名,參選2026年台東縣長。
這不只是一份榮耀,而是一份沉甸甸的責任,更是一個對家鄉的承諾。
我是台東的女兒,也是一位長年勤走在第一線的民意代表。
出生、成長在台東,同時也是原住民的媳婦,對這片土地的情感,來自日常生活的每一天,而不是選舉期間的短暫停留。
多年來,我走遍全縣139個村里,進到部落、走進偏鄉,聽長輩談健康與照顧的需求,也聽年輕人說返鄉與留下的掙扎與期待。
正因為長期站在基層,我很清楚台東人真正需要的是什麼,也知道台東下一步該往哪裡走。
在議會監督縣政、在地方爭取建設的過程中,我努力把鄉親的聲音,變成看得見的行動。
無論是堅定反對破壞環境的海岸風電、協調解決南王地區長年淹水問題,或是推動鯉魚山、河川整治等基礎建設;在觀光上,促成機場包機直航、活化知本溫泉、提升離島航班運能;在醫療與照顧上,爭取護理人員留任津貼、協助設立護理學系,也為長輩爭取帶狀疱疹疫苗補助,持續關注長照體系的完善。
我始終相信,照顧孩子,就是投資台東的未來。
從托嬰與幼兒園資源的擴充,到打造更安全、友善、有特色的遊戲空間,只希望讓年輕家庭少一點壓力,多一份安心。
面對未來,我將在既有基礎上,持續推動全齡健康、韌性台東與創新經濟,打造更公平的教育環境與人才願意留下的學習城市;營造讓青年敢追夢、能生活的地方;同時建立從幼到老都被照顧的全齡健康守護網,讓支持真正走進每個家庭的日常。
台東是農業大縣,我們要走的是健康食農、科技應用與永續農業並進的路,讓農業更有韌性;也要結合四季旅遊與國際運動品牌活動,深化旅遊體驗,讓世界真正看見台東。
我始終相信,台東需要的,不只是口號,而是一位懂基層、能做事、有溫度的帶路人。
我已經準備好,在饒縣長「慢經濟」的基礎上,持續深耕縣政、穩健前行。
這不只是我個人的一場選戰,而是我們一起守護台東價值、決定下一個十年的關鍵時刻。
我會繼續傾聽、持續行動,為台東拚出更好的未來。
出典:吳秀華台東縣議會議長
写真:同上
この記事は2025.12.24吳秀華台東縣議會議長発表の内容を日本語訳し活用したものです。原文と相違がある場合は、公式サイトに掲載されている原文が優先されます。