特に、東台湾では「雄大で美しい自然環境」が観光資源となっており、自然を守るという点においては地元住民一人一人の意識が高い。
さて、今回は、台東県環境保護局の取組についていくつかご紹介することにする。
(1)台東の2か所の公衆トイレが全国特優を受賞 環境整備の成果が目覚ましく優秀
公衆トイレのサービス品質と快適な利用環境を向上させるため、環境部(日本の環境省)は「2025年優良公衆トイレ評価(114年績優公廁評比)」を実施した。
地方自治体および各管理機関の推薦をもとに、専門家による書面審査、現地評価、オンライン投票を経て、最終的に20か所の優良公衆トイレ(績優公廁)、5か所の優良ジェンダーフレンドリートイレ(績優性別友善公廁)、3か所の特色トイレ(特色公廁)、3つの優良清掃チーム(績優清潔單位)が選ばれた。
台東縣の公衆トイレは優れた成績を収め、台湾中油豊栄ガソリンスタンド(台灣中油豐榮加油站)が「地方政府推薦部門―特優(地方政府推薦類-特優)」を、小野柳ビジターセンター(小野柳遊客中心)が「観光・レクリエーション部門―特優(觀光遊憩類-特優)」を受賞し、さらに豊栄ガソリンスタンドの清掃チームは「優良清掃単位賞」も獲得した。


台東縣政府は、長年にわたり公衆トイレ環境のレベルアップを推進してきた結果、環境の最適化と管理強化により、全国評価で優秀な成績を収める事が出来た。
これらの成果は、清潔で快適なトイレ環境を整備するための取り組みを示すものであり、第一線の清掃員や管理チームの専門性と献身が際立っている。良好なトイレ環境の維持には清掃チームだけでなく、利用者一人ひとりの協力も不可欠であり、台東縣政府は利用者に良い利用マナーを身につけ、公衆トイレ環境を共に守るよう呼びかけている。
環保局は、豊栄ガソリンスタンドの公衆トイレが広く明るい空間で、緑化された休憩エリア、アート装飾、充実した女性・子ども向け設備、盗撮防止装置、節電・節水システムなどを備え、高品質で充実したサービスを提供していると紹介した。
同施設は特優を受賞しただけでなく、全国で3名しか選ばれない優良清掃単位賞も受賞し、さらにオンライン投票でも最高得票を獲得した。
小野柳ビジターセンターは、鮮やかで明るい空間デザインと緑化により、東海岸の海洋観光イメージと調和した施設となっている。緊急救助システム、感知設備、汚れ通報システムなども充実しており、利用者の体験を重視した取り組みが評価され、「東海岸で最も清潔なトイレ」を目指す姿勢が認められ、観光・レクリエーション部門の特優を受賞した。
環保局は、利用者に「自分で汚したら自分で片付ける」という意識を持ち、公衆トイレの環境と設備を大切にしてほしいと呼びかけている。また、日々努力している清掃員への思いやりと励ましを促し、台東の環境品質と観光のさらなる向上を願っています。」と述べた。


台東縣では、臺東縣鹿野鄉梅花鹿公園(2023年3月21日開幕)に、魔法の国のアリスの世界を彷彿とさせるような公衆トイレが登場し、今では、観光名所の一つともなっている。




「暗い、臭い、汚い」という公衆トイレのイメージを一新し、「公衆」すなわち、台東縣の顔の一つとして、トイレの環境整備に力を注ぐ台東縣政府の姿勢と、それを維持管理するスタッフの方々の労を労い、敬意を表す台湾中央政府の姿勢は日本でも見習うべき部分ではないだろうか。
(2) 一緒に低炭素で持続可能なまちづくりを学びましょう!
「低炭素で持続可能なまちづくりは、私たち一人ひとりから!」というテーマで台東縣政府は、「低炭素・持続可能な家園づくり」を推進し、郷鎮公所(役場)、地域コミュニティ、学校をつなぎ、みんなで実践的に減炭し、環境を守っている。
〈鹿野鄉卡拿吾部文化健康站(鹿野郷カナウ部文化健康センター)の取り組み〉
生け垣を整備して室内温度を下げることで、省エネになるだけでなく、快適性が向上し、環境の美化や生態系の多様性向上にもつながっています。
🤝 地域ボランティアも参加
植栽の維持管理や緑化活動に協力し、サステナブルな理念を日常生活の一部にしています。
さらに、アンケート回答で TTPush コインを先着5,000名に30枚プレゼントするという取り組みも行った。

(3) 台東縣觀光保護局のスタッフが、2025年度「廉潔模範(れんけつもはん)*1」を受賞
同局のスタッフが 2025年度台東縣政府および所属機関・学校の「廉潔模範」 に選ばれた。
環境保護業務は県民の日常生活と深く結びついており、寄せられる公害苦情の一件一件に対し、丁寧に、そして、確実に解決へと結び付けている台東縣環境保護局。
同局のスタッフは、住民サービスへの熱意を持ち、部門横断的な協力、テクノロジーを活用した執法、監督・追跡システムの強化により、公害苦情処理の効率を大きく向上させた。これにより、住民の不満解消に実効性を発揮し、執法の信頼性も高まり、県民に「改善が実感できる」成果を届けることができている。



「前向きに対応します」「検討します」「善処します」という回答だけで終わらせるのではなく、住民のどの様な声にも真摯に向き合い、迅速かつ確実に解決策を見出し、対処、処理するというのが、本来の公務員のあるべき姿である。
その当たり前がなかなか実行されていない中、台東縣環境保護局のスタッフは、その責務をきちんと果たしていると言える。
(4)ノンプラ・エコ夜市 x 池上観光夜市
台東縣政府が掲げる「プラスチック製品を使わず、環境保護へ(無塑環保)」政策。
この政策を夜市にも導入している。
名付けて「ノンプラ・エコ夜市(無塑環保迺夜市)」では、マイ容器の持参や、リユース食器のレンタルサービスを利用すると、屋台の割引が受けられるというシステムとなっており、この取り組みを推進している。
今年は池上郷観光夜市で計5回開催し、使い捨てごみを617個削減することに成功した。
正に、来場者も出店者も一緒に地球に優しい行動ができたことになる。
夜市を楽しみながら「エコ活動」が習慣になるよう、より清潔で、持続可能な台東を目指している。




環境保護を訴えると、怪しげな活動家をイメージしがちだが、そうではなく、身近なところから習慣づける事で環境保護への貢献は出来る。
一人一人の意識を少しだけ高めるだけで、環境は大きく改善する。
当然、個人のみならず、企業側の努力も必要である。
今、我々が住んでいる地球は、未来からの預かりものである。未来に対し、少しでもきれいな状態でお返しする責務が我々にはある。
そのためにも、大人達から意識を変える事で、大きく改善できるはずである。
台東縣政府の取組は、この様に、「環境」という分野でも秀でている事がお判り頂けたかと思う。
行政、地域の規模は関係ない。大切な事は、一人一人のあらゆる分野における意識改革と意識の向上である。
*1 廉潔模範(れんけつもはん)とは、「心が清く、私欲がなく、不正を行わない姿勢が、他の人々の手本となる」ことを意味します。
公務員や社会的な責任を負う立場にある人に特に求められる資質であり、その行動が組織や社会全体の信用を築く基盤となります。
≪詳細≫
廉潔(れんけつ): 心が清らかで、金銭や私利私欲に心が動かされず、不正や後ろ暗いところが全くないことを指します。類義語には「清廉潔白」や「高潔」があります。
模範(もはん): 他の人が見習うべき手本や規範のことです。
≪具体的な行動例≫
「廉潔模範」となる人の具体的な行動としては、以下のようなものが挙げられます。
贈収賄の拒否: 職務に関連して金品や接待を受け取らず、きっぱりと拒否する。
公私の区別: 公務と私的な利益を厳格に区別し、公的な立場を私利のために利用しない。
情報管理の徹底: 職務上知り得た秘密を適切に扱い、外部に漏らさない。
法令遵守と倫理観: 法律や規則に従うだけでなく、高い倫理観に基づき、常に公明正大に行動する。
このような姿勢は、特に国民全体の奉仕者である公務員にとって重要な服務規律の一つです(内閣官房の資料等を参照)。
出典:台東縣環境保護局、台東最速報
写真:同上
この記事は2025.11.28、2025.11.29、2025.12.11台東縣觀光保護局及び台東最速報発表の内容を日本語訳し活用したものです。原文と相違がある場合は、公式サイトに掲載されている原文が優先されます。