台湾・台東県(縣)ニュース

日本人にはあまり馴染みのない東台湾・台東縣。今、台東縣では地域活性化・地方創生を成功させ、確実に成果を挙げています。その台東縣の最新ニュースをお届けします。

台東縣の素晴らしさの証!台東縣饒慶鈴縣長(知事)の功績は歴史に名を残す。

台湾を代表する老舗の新聞社である経済日報が11月2日に発表した「2025縣市幸福指數大調查」で台東縣が全国一位となった。

資料提供:経済日報

仕事の状況・環境品質・健康状態・個人の安全満足度の4項目が全国1位、政府統計データ「環境指標」でも全国1位であった。

また、「地方政府施政滿意度」でも全国2位となった。(1位は嘉義市

 

台東縣長(知事)饒慶鈴氏は「台東を代表して受賞できたことを嬉しく思います。

これは台東が14年ぶりにこの調査で優勝したもので、この栄誉を、毎日をより良く過ごそうと努力する台東の皆さんに捧げます!

台東県は大都市のように巨大な建設プロジェクトや外資誘致には恵まれていませんが、“スローエコノミー”を着実に推進し、持続可能性と幸福を日々の生活に根付かせ、資源を保育、教育、長期介護、へき地支援へと丁寧に注いでいます。

また健全な財政運営を進め、昨年からは 「負債ゼロ」 を実現し、より多くの取り組みが可能となっています。

これは縣政府職員の努力だけでなく、地域・住民の皆さんの協力のおかげです。」と述べた。

 

|郷鎮部門|

優勝 — 池上郷公所

準優勝 — 延平郷公所

3位 — 東河郷公所

 

|健康都市部門(健康城市組)|

☆健康で楽しく暮らすコミュニティ賞(健康樂活社區獎)

特優:鹿野郷・龍田

優等:達仁郷・台坂

甲等:関山鎮・豊泉

佳作:大武郷・尚武

 

☆社会的ケアコミュニティ賞(社會關懷社區獎)

特優:関山鎮・中福

優等:関山鎮・新埔

甲等:達仁郷・南田

佳作:東河郷・都蘭

 

☆文化継承コミュニティ賞(文化薪傳社區獎)

特優:池上郷・萬安

優等:達仁郷・土坂

甲等:金峰郷・賓茂

佳作:金峰郷・新興

 

☆安全・防災コミュニティ賞(安全防災社區獎)

特優:金峰郷・嘉蘭

優等:池上郷・福原

甲等:卑南郷・利嘉

佳作:海端郷・加拿

 

|高齢友好部門(高齡友善組)|

☆賢く元気な長寿コミュニティ賞(睿智不老社區獎)

特優:関山鎮・中福

優等:鹿野郷・龍田

甲等:金峰郷・賓茂

佳作:達仁郷・南田

 

☆安心で幸せに暮らすコミュニティ賞(幸福安居社區獎)

特優:池上郷・福原

優等:池上郷・富興

甲等:大武郷・尚武

佳作:台東市・富岡

 

☆高齢者いきいきコミュニティ賞(親老樂齡社區獎)

特優:関山鎮・新埔

優等:東河郷・東河

甲等:金峰郷・正興コミュニティ

佳作:達仁郷・台坂

 

バリアフリー友好コミュニティ賞(無礙友善社區獎)

特優:長浜郷・南渓

 

|コミュニティ深耕賞(社區深耕獎)|

卑南郷:富山・明峰・賓朗

太麻里郷:大王

大武郷:南興

達仁郷:森永・新化

鹿野郷:瑞隆・瑞源・瑞豊

延平郷:武陵・桃源・永康・鸞山・紅葉

金峰郷:歴坵

池上郷:振興

蘭嶼郷:東清


さらに、衛生福利部国民健康署による「台湾健康都市・高齢友好都市賞(台灣健康城市暨高齡友善城市獎)」の審査結果が発表され、台東縣は 7つの賞を受賞 した。

                                 

郷鎮市部門 卓越賞(鄉鎮市組卓越獎)|金峰郷公所

《スマート原住民族の郷 × 共融健康 × 社会イノベーション

 

レジリエンスイノベーション賞(韌性與創新獎)|緑島郷衛生所

《緑島安心旅行》

 

健康平等賞(健康平等獎)台東県衛生局

 

グリーンシティ賞(綠色城市獎)台東県政府建設處

 

バリアフリー賞(無礙獎)台東県政府交通及観光発展處

 

健康都市・高齢者にやさしい都市部門 佳作賞(健康城市與高齡友善類佳作獎)台東県政府農業處、池上郷衛生所

 

さらに、2つの局處が健康都市ポスター賞(健康城市海報獎)を受賞:

銅賞|台東県衛生局

《地域連携 × 文化的安全:部落での肝線維化スキャン実践》

 

佳作|台東県政府原住民族行政處

《部落へ入り、健康を味わう》

 

公所(役場)、縣政府(県庁)、住民が心を一つにして、台東は大きく前進中である証が示された。


ここで読者の皆さんは何か感じられるだろうか。日本では、子育て世代優先政策が続いている。その一方で、高齢者対策や地方都市の中山間地域対策は一向に進んではいない。

逆に、中山間地域では、無理に人を集めるために、イベントを行ったり、オブジェや建造物を作ったり、パンフレットを作ったりしているが、結果的には、継続性がないか、地元のみで楽しんでいるという結果を招いているケースが多い。

 

台東縣では、まず、自分達の地域をしっかりと見極め、長所、短所を浮き彫りにし、長所は伸ばし、短所は如何にその短所を上手く利用するかを考えている。

台東縣の各市鎮郷(市町村)で共通している事は、「辺鄙な場所」「高齢化が進む地域」「富裕層が少ない」「原住民族が多い」「自然豊か」「農業・水産業が主産業」「観光資源が少ない」である。

典型的な日本の中山間地域に似ている状況であるが、台東縣政府は、そこに、AI、デジタル化、スマート化を導入し、さらには、あえて、「短所」を武器にし、文化、芸術、伝統、歴史、自然を観光資源にし、独自の「スローエコノミー」を確立させている。

 

そして、その結果、多額の負債を抱えていた台東縣政府は、台東縣長(知事)饒慶鈴氏の手腕の元、縣職員、地域住民が一体となって大改革を行い、僅か6年で負債ゼロを達成した。

台湾では、縣長(知事)の任期は2期8年までとなっている。台東縣長(知事)饒慶鈴氏も来年、任期満了を迎える。

彼女の残した功績は、今後、台東縣の歴史に刻まれ、永く、その功績は称えられることは間違いないだろう。

 

記者は、饒慶鈴氏が任期満了を迎えた後、是非、インタビューを行いたいと考えている。可能ならば、それを映像として残したいと考えている。

間違いなく、日本の中山間地域の今後にとって重要な参考資料となるだろう。

出典:台東縣政府

写真:同上

この記事は2025.12.03、04台東縣政府(台東縣長饒慶鈴)発表の内容を日本語訳し活用したものです。原文と相違がある場合は、公式サイトに掲載されている原文が優先されます。