台東縣政府教育處は、地域の教師のデジタル能力を高め、地域の人材を継続的に育成し、スマート教育エコシステムを構築するため、11月22日と23日にAI教育者認定ワークショップ(AI 教育家認證研習)を開催し、国民教育指導チーム(國民教育輔導團員)から約100名が参加した。会場は熱気あふれる活気に満ちていた。


Googleチームとのコラボレーションによるこのワークショップでは、最新のAI教育ツールと戦略を取り入れ、AIの基本概念から教室での応用、実践演習、認定試験まで、参加者を理解から実践へと導いた。
参加した講師はワークショップを通して実践的な演習に取り組み、AIが教室で効果的に活用される方法を学んだ。


専門講師の指導の下、参加者達は集中して、インタラクション*1、デジタルへの理解力を深めていた。
講師たちは「AIを理解する」だけでなく、「AIの使い方を知り、積極的に活用し、そして効果的に活用する」ことで、将来、最前線で教師や生徒の学習を支援するためのより強固な基盤を築くことを目的としていた。




台東縣政府教育處の蔡美瑤處長は、多忙なスケジュールにもかかわらず成長を続けているすべての教育者に感謝の意を表し、また、未来を見据えた充実したコンテンツを提供してくれたGoogleチームにも感謝の意を表した。
台東縣政府は今後もデジタル学習、AIリテラシー*2、スマート教育*3を推進し、子どもたちが地域に根ざし、未来へと歩んでいけるよう尽力していくと強調した。
何度も記しているが、台東縣は台湾では僻地にあたる。人口も約21万人と少ない。しかし、台東縣政府(縣政府=県庁)が中心となり、デジタル化を推し進めている。県民生活、学校教育現場等々でAIなどを駆使し、尚且つ、誰も取り残さないデジタル化を行っている。
高齢者達はデジタル化によって、安心、安全、便利、定住を得られ、子供達は、デジタル化の基礎を幼い時から学び、活用し、そして、それらを応用、活用していく。
地域を活性化するために、デジタル技術を上手く活用し、そして、同時に、人材育成も行っている。
台湾が半導体で世界を牽引するための人材育成に早くから取り掛かり、それが、大学等々の専門的な学校だけではなく、小学校時代から着々と基礎を築いている。さらには、その人材を育成すために不可欠な教える側の育成も行っている。
日本が大いに見習うべき姿が台東縣にはあるのではないだろうか。
*1 「インタラクション」とは、「相互作用」「交流」を意味する言葉です。IT分野では、ユーザーがシステムに働きかけ(操作)、システムがそれに反応を返す一連のやり取りを指します。このやり取りは、物理的なものからデジタルなものまで、さまざまな対象に対して使われます。
*2 「AIリテラシー」とは、AIの仕組み、特性、得意・不得意を理解し、それを正しく、安全に、そして責任を持って活用できる能力のことです。単にツールを操作できるだけでなく、AIが生成した情報や結果を批判的に評価し、倫理的な問題も考慮しながら業務などに組み込む能力まで含まれます。
≪AIリテラシーに含まれる要素≫
AIの基本知識: AIとは何か、どのような技術で動いているのかを理解していること。
特性と限界の理解: AIが得意なこと(大量のデータ分析など)と不得意なこと(倫理的判断や未知の分析など)を把握していること。
批判的思考力: AIの出力結果を鵜呑みにせず、事実確認(ファクトチェック)を行い、正しいかどうかを判断できる力。
活用能力: AIを業務や日常生活で効果的に、そして適切な使いどころを見極めて活用できる能力。
倫理的・社会的理解: AIがもたらす倫理的な問題(プライバシー、著作権、偏見・差別など)を理解し、責任ある利用を心がけること。
≪AIリテラシーがなぜ重要なのか≫
AI時代の必須スキル: AIが社会に浸透する中で、技術者だけでなく、あらゆる人がAIと共存するために必要なスキルとされています。
業務効率化と生産性向上: AIリテラシーの高い人は、AIを適切に使いこなすことで、生産性を大きく向上させることができます。
リスク回避: AIのハルシネーション(虚偽情報)やセキュリティ上のリスクを回避するために必要です。
DXの推進: 企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進する上で、AIをビジネスに応用できる人材は不可欠です。
*3 「スマート教育」とは、ICT(情報通信技術)を積極的に活用し、学習者の個別最適化や主体的・対話的な学びを促進する教育のことです。具体的には、電子機器の導入、デジタル教材の使用、インターネットを介した学習支援ツールやクラウドサービスの活用などにより、学習効率の向上、教育の質の向上、校務の効率化を目指します。
≪主な特徴≫
個別最適化された学習: 学習者の理解度や進捗に合わせて、最適な学習方法を提供します。
主体的・対話的な学び: 端末やオンラインツールを活用し、生徒同士や教員との活発なコミュニケーションを促します。
学習データの活用: 学習ログなどのデータを分析し、授業改善や指導に役立てます(エビデンスベースの指導)。
校務の効率化: 出欠記録、採点、教材作成などをデジタル化し、教員が児童生徒と向き合う時間を増やします。
≪具体的な取り組み例≫
一人1台端末の活用: タブレットやPCを使って、いつでもどこでも学習できる環境を整備します。
デジタル教科書・教材: 電子教科書や、VR/ARを活用した教材などを使います。
学習支援システムの導入: オンライン学習プラットフォーム、教育ダッシュボード、校務支援システムなど、さまざまなツールが導入されています。
出典:台東縣政府教育處
写真:同上
この記事は2025.11.24台東縣政府教育處発表の内容を日本語訳し活用したものです。原文と相違がある場合は、公式サイトに掲載されている原文が優先されます。