「2024年、2025年台東コミュニティ成果発表会(𝟏𝟏𝟑、𝟏𝟏𝟒年臺東社造成果發表會)」が10月26日午後、台東美術館で開催された。

今回の「2024年、2025年台東コミュニティ成果発表会」には、27チーム、38のサブプロジェクト、そして約80名の地域パートナーが集まった。
「準備段階での思い出、文化の継承、地域共創、地域参加、母語継承(籌備回顧、文化轉譯、區域共創、地方參與、母語傳承)」というテーマに沿って、過去2年間の成果を発表した。
今回は、各コミュニティが「共に考え、共に創り、共に実践する(共思、共創、共做)」というテーマでアプローチし、プレゼンテーションを行った。2024年の「Find consensus(コンセンスの構築=共通認識を持つ(找共識)」から2025年の「協力関係の構築(找合作)」と「手法の構築(找方法)」まで、各メンバーは互いの強みと能力を共有し、キュレーション*1を個人からグループへと押し上げ、共同実験をスタートさせることにした。



会場は、まるで台東のコミュニティが大家族のようになり、活気に満ち溢れ、心温まる光景が広がっていた。
出版物を通して地域を記録する人もいれば、ウォーキングツアーで人々をコミュニティに連れ出す人もいれば、夜市で住民投票を行う人もいれば、母語を日常会話や笑いの中に取り入れる人もいた。
方法は違っても、向かう先は同じ。誰かが故郷に戻ってきてくれることを、文化が守られることを、そして人々の暮らしが永遠に続くことを願っている様子が見られた。



卿敏良老師、劉麗娟老師、廖中勳老師、蘇德銓老師達がコミュニティに寄り添い、支え、そして深く貢献した。
彼らは、コミュニティ構築は個人の努力ではなく、現在そして将来の課題に共同で取り組むネットワークであることを住民達に思い出させた。
「過去を振り返ることは未来を見つける鍵です!」と述べたのが台東縣政府文化處處長の李吉崇氏。「コツ、入り口、そしてパートナーを見つければ、努力は必ずや花開く」と皆を励ました。また、「行き詰まりに遭遇しても、孤独を感じず、無理に頑張ろうとせず、人、方法、そして支援を求めてください。継続することで、皆さんはより強くなるでしょう。」と来場者を激励した。
コミュニティ構築方法に正解はない。誰もが自分らしい繋がり、居場所、そして役割を探しているものである。
日本各地で、地域活性化、地方創生のために、様々な取り組みが行われている。
ただ一つ、記者が感じるのは、小さなコミュニティの中でのみ完結するのではなく、近隣のコミュニティとの連携や互いの成果発表の場、そして、意見交換、交流会などが必要ではないかと感じる。
特に、成果発表という場は、やる気を起こすと共に、「次へ繋げよう」とする継続の力となるのではないだろうか。
今の世の中、ほとんどの事はインターネットを観ればわかる時代ではあるが、やはり、人と人の交流に勝るものはないと記者は信じている。
*1 キュレーションとは、インターネット上の膨大な情報の中から、特定のテーマに沿って価値のあるものを選び、整理し、独自の視点を加えて提示する行為です。元々は美術館の学芸員が展示品を選んで構成する「キュレーター」の仕事に由来する言葉ですが、現代ではIT分野で広く使われ、情報過多な時代に必要な情報を見つけやすくするために役立ちます。
≪キュレーションのポイント≫
情報を選別する:膨大な情報の中から、信頼でき、質の高いものを選び抜きます。
情報を整理・編集する:集めた情報を、特定のテーマに沿って分かりやすく整理し、再構成します。
新たな価値を付加する:単に情報を集めるだけでなく、独自の視点や解説、まとめなどを加えて、新しい価値を生み出します。
≪具体的な例≫
キュレーションメディア:特定のジャンル(美容、ファッション、グルメなど)に特化し、役立つ情報をまとめて提供するウェブサイトやサービスです。
ニュースのキュレーション:複数の情報源から記事を集め、要約や解説を付けて読者に提供するのもキュレーションの一種です。
SNSでの情報発信:興味のある分野の情報を集めて共有し、自分の視点を加えることもキュレーションと呼ばれます。
出典:臺東縣政府文化處
写真提供:同上
この記事は2025.10.29臺東縣政府文化處発表の内容を日本語訳し活用したものです。原文と相違がある場合は、公式サイトに掲載されている原文が優先されます。