台湾は多言語文化の国といえる。
台湾には、中国福建省南部から台湾へ移住してきた閩南人、戦後、蒋介石と共に台湾へ来た外省人、漢民族であり、そのルーツを辿ると、古代中国(周から春秋戦国時代)の中原や中国東北部の王族の末裔であることが多いと言われている客家人、そして、37前後の部族が居るとされている原住民(台湾政府が認定しているのは16部族)、そして、新住民とされる海外からの居留者が住んでいる。
居留者は別として、台湾では、国語となっている中国語以外に、台湾語(閩南語)、客家語、そして、37の部族語が話されている。さらに、高齢者の間では、日本統治時代の日本語教育の影響で、日本語も話されている。
台湾では、各民族のアイデンティーを大切にし、次の世代へと繋げていくために、言葉(言語)に重きを置いている。
そのため、各地で様々な取り組みが行われており、例えば、客家人が多い地区では、客家語教室、アミ(阿美)族の部落では、アミ語教室、タロコ(太魯閣)族の部落ではタロコ語教室等々、様々な方法で言語の伝承に取り組んで入る。
台東縣でも、9月13日(土)、台東県語学コンテスト(臺東縣語文競賽)が東海小学校と仁愛小学校で開催された。
今年は637名の出場者が参加し、中国語部門には314名、地方語部門には323名が参加しました。全員が台東県代表として全国決勝戦出場権を獲得するために日頃の成果を発表した。
コンテストでは、中国語、台湾語、客家語、そして7つの原住民言語を網羅し、台東の多様な文化が紹介された。
中国語の出場者数は2022年の207人から今年は323人と年々参加者は増加している。














教育部(文部科学省)では、同時に、企業向けスピーチや中国語の発音と文字形式の指導を、教師と学生によるEmpowerment Workshops(個人が自らの潜在能力に気づき、それを引き出して個人的・職業的な成功につなげるための、参加型の体験型プログラムです。参加者が自信を持ち、主体的に目標を設定し、克服すべき課題に取り組むことで、人生に意味のある変化をもたらす手助けをします)も実施。
このコンテストは、単に、語学力を競うというものだけでなく、文化の伝承と教育成果についても披露するものでる。このコンテストを通して、生徒たちの文学の基礎・文化を学び、その結果、言語学習を日常生活に広げることができる。
台湾では、例えば、台湾人と呼ばれる人達は、器用に中国語と台湾語を使いわけている。客家人も普段は中国語を話し、家庭内では中国語と客家語を使っている。原住民も同じである。全てがごくごく自然に、無意識のうちに、瞬時に、全く違う言語を使い分けている。
ちなみに、中国語は4つの発音で成り立っているが、台湾語は8つの発音になる。「マ」という発音も、その発音の仕方によって全く違う意味になる。
記者が台湾で暮らしていた頃、よく「これは日本語で何と言いますか?」と聞かれ、答えると、即座に、見事な発音で返してくる。
子供の頃から家の中で中国語、台湾語や中国語、客家語や原住民の部族語などを聞いているので、台湾人は言語に対する聞く力(耳が良い)が優れていると思われる。それ故に、彼らの話す英語は、正に、アメリカンイングリッシュで、日本人が使うジャパニーズイングリッシュとは大きな差がある。
優れた言語吸収力と国際感覚を子供のころから培える環境があるのが台湾人である。
ただ、記者が思うに、台湾人にも弱点がある。日本語の「じゃ、じゅ、じょ」の発音が苦手である。特に「じゅ」はなかなか発音できないという台湾が多い。
出典:台東縣政府教育處Facebook
写真提供:同上
この記事はFacebook台東縣政府教育處2025.09.13投稿【臺東縣語文競賽熱鬧開跑 多語傳承展現文化底蘊】を日本語訳し活用したものです。原文と相違がある場合は、公式サイトに掲載されている原文が優先されます。