【2025台東芸術祭:サウンドスケープミュージカル(聲景音樂劇場)「極限の境地で光を求めて(極境尋光)― 江賢二の世界へ」】
台東縣政府は、草の根芸術教育の推進を目的に、新古典派室内管弦楽団(新古典室內樂團)と共催し、11月1日の夜、台東芸術文化センター(臺東藝文中心)にて「極限の光を求めて(極境尋光)―江賢二の世界へ」を上演しました。忠孝小学校、初来小学校、太平小学校、卑南小学校などの小学校から集まった保護者、教師、そして生徒計144名が劇場に招待され、異分野芸術の魅力を体感した。



この舞台は、日本のグッドデザイン賞(日本GOOD DESIGN AWARD)とアメリカのミューズ・デザイン・アワード(American Muse Design Award)・プラチナ賞を受賞している。
アートディレクターの陳欣宜氏が率いるこの作品は、サウンドスケープ、エレクトロ・アコースティック、ダンス、そして建築照明デザインを融合させ、目と耳に究極の饗宴を届けた。




台東縣縣長の饒慶鈴氏が自ら感謝状を授与し、「台東を芸術で未来を照らす街にしよう。」と呼びかけた。
生徒達は、民族衣装やユニフォームに身を包み、ホールで集合写真を撮った。















台東縣政府は、学校に芸術を取り入れることで、農村部の子どもたちが芸術文化に親しみ、視野を広げ、台東を芸術が未来を照らす都市へと発展させることができると考えている。
また、アイデンティティ・ポートレート(身分肖像)- 吳尚霖の台東ヴィレッジ・イン・レジデンス・アートプロジェクト(臺東駐村創作計畫)共有セッションが、11月9日に臺東美術館大文創教室にて開催される。
アイデンティティ・ポートレート(身分肖像)は、吳尚霖氏が2022年に開始した創作プロジェクトで、このプロジェクトは、インタビューとポートレート撮影を通して、若い世代の文化的アイデンティティへの帰属意識や伝統衣装への理解について考察することを目的としている。2023年には、花蓮の海星高中(高校)と基隆の八斗高中の生徒たちを撮影した。
臺東美術館でのレジデンス期間中は、台東高中と共同で、阿美(アミ)族、排灣(パイワン)族、卑南(プユマ)族、布農(ブヌン)族の生徒たちのポートレートを撮影し、このフォーラムを通じて地元の友人たちと共有した。






▌吳尚霖
台北生まれ、台北在住。ビジュアルアーティスト、キュレーター、フリーランスライターとして、写真、映像、パフォーマンスアートなど、分野横断的な創作活動を行っている。2000年、國立臺灣藝術大學美術系卒業(学士)。2007年、フランス・ディジョン国立高等美術学校にて国家高等芸術表現ディプロマ(DNSEP)取得(修士)。
近年は、フランス・パリのパレ・ド・トーキョー、韓国・京畿道クリエイティブセンター(GCC)、タイ・シルカルコーン大学(Silpalkorn University)などでレジデンスおよびリサーチ活動を行っている。
現代社会における人々の移動や環境変化から生じる問題に焦点を当て、2013年より展覧会や国際交流のためのキュレーションスタジオ「「阿斯匹靈計畫」(アスピリン・プロジェクト)」を運営。
⫸身分肖像 - 吳尚霖臺東駐村創作計畫分享會⫷
パネリスト|羅素玫-國立臺灣大學人類學系副教授
日期|11/9㊐ 14:30-16:30
場所|臺東美術館大文創教室
入場料|無料
出典:台東縣政府教育處、台東縣政府文化處
写真:同上
この記事は2025.11.02臺東縣政府教育處、臺東縣政府文化處発表の内容を日本語訳し活用したものです。原文と相違がある場合は、公式サイトに掲載されている原文が優先されます。




















































