2026年全国高級中等学校(高校)スカウト全国ジャンボリー(2026全國高級中等學校童軍大露營)が、1月27日から31日までの5日間、台東県で開催された。テーマは「スカウトが東台湾に集い、分野横断の素養で人材を育てる」。

会場は「大智」「大仁」「大勇」の3つのキャンプエリアに分かれ、全国59校から約750人の生徒が参加した。
全國高級中等學校童軍大露營(National Senior High School Scout Jamboree)は、台湾の教育部が主催する、全国の高校生(技術高校含む)のスカウトが一堂に会する5日間程度の大型キャンプイベント。2025年は台南、2026年は台東 で開催され、1,000人規模の若者が技能向上、文化交流、チームワーク、SDGs、社会貢献を「実体験(Doing by learning)」を通して学ぶものである。
目的は、スカウト教育を通じて、高校生の公民意識、生活習慣、チームワーク、問題解決能力を育成する。新課綱の「自発・互動・共好(自発、相互作用、共栄)」の精神を体現するものである。
内容としては、童軍技術(テント設営、ロープワーク等)、野外探検、文化体験、専門章のテスト、大地ゲーム、キャンプファイヤーなどがある。
特徴としては、5日間の宿泊活動を通じて、全国の高校生との交流や、地域文化の理解を深める。また、国防教育や性別平等教育も組み込まれる。
参加者は全国から選抜、または選出された高校生(行義童軍)および指導者。
この活動は、単なるキャンプではなく、次世代を担うリーダーを育成する重要な交流の場として位置づけられている。
今回のキャンプでも、体系的かつ多彩なスカウトプログラムを通して、実践的な学びを展開。台東の広大な海洋文化や緑豊かな山々といった自然環境を活かしながら、団結と協力の精神を育むとともに、自由な発想で自然を探索する体験活動を行った。
参加者はさまざまな挑戦に取り組み、勇気と栄誉を胸に刻みながら、「自然から学び、世界とともに歩む」というスカウト本来のキャンプ精神を体現する機会となった。
國教署(國民及学前教育署)によると、今回のスカウト全国ジャンボリーについて、指導機関を教育部(文科省)、國防部(防衛省)、台東縣政府とし、國立臺東高商(國立台東商業高校)および臺灣省童軍會(台湾省スカウト協会)が主管、國立員林崇實高工、國立華南高商、國立埔里高工及び國立臺東大學附屬體中(*高工=工業高校、高商=商業高校、體中=体育高校)が協力校として運営にあたった。
活動は5日間4泊の日程で行われ、スカウト技能訓練、地域文化体験、興味別アクティビティ、専門バッジ取得課題、フィールド探索ゲームなど、多彩な学習プログラムを実施した。
また、「ジェンダー平等意識の醸成」「品格教育の充実」「国防教育および薬物乱用防止に関する知識の向上」といったテーマも取り入れ、「体験を通して学ぶ(ラーニング・バイ・ドゥーイング)」の理念を実践。参加するスカウトがチームワークと実地体験を通じて、課題解決力や思考力を高め、任務遂行能力を養うことを目指した。
さらに、國立員林崇實高工、國立華南高商、國立埔里高工の3校は、それぞれ「大智」「大仁」「大勇」の3つの分営区の運営を担当。台東ならではの地域資源や文化的特色と連携したプログラムを展開した。
参加者は、国立台東大学(グリーン建築)、知本国家森林レクリエーションエリア(森林探索)、国立台湾史前文化博物館(大地と共に舞う学習体験)、海浜公園(海と空が織りなす自然景観)などを訪れ、土地の魅力や人文、環境の持続可能性について理解を深めた。
こうした体験を通じて、自然と共生しながら学ぶ場を創出し、スカウト精神を存分に発揮できる専用のステージを築いていく。
張永傑督学は、「スカウト精神は、若者の情熱と責任感を引き出す大きな力である」と述べた。さらに、スカウト教育の普及と参加の機会を広げることで、この情熱の火を絶やすことなく灯し続け、多くの人々の生活を照らしていきたいと期待を寄せた。
また、本大会のテーマである「スカウトが東台湾に集い、分野横断の素養で人材を育てる」には、熱意にあふれ、積極的に行動し、互いに助け合う若き知識人を育成し、ともに未来の課題へ挑戦していくという願いが込められている。若者たちが躍動感あふれる姿で、新しい時代の姿を描き出していくことが期待されている。
1月28日に行われた開幕式および「スカウトナイト」は、本イベントの大きな見どころの一つとなった。式典では、地元団体や専門チームが多数出演し、華やかなパフォーマンスが披露された。

中でも、国立台東高級商業学校の原舞団は「勇士の回声」をテーマにした演目で文化継承の力強さを表現。同団は全国舞踊コンクールで14年連続最高栄誉を受賞している実力派として知られる。

また、国立台東高校原住民芸術クラス合唱団は、伝統的な祈福歌を取り入れ、原住民族語による国歌を先導して歌い上げ、会場を厳かな雰囲気で包み込んだ。

このほか、金管アンサンブル、ストリートダンス、バンドとダンスを融合させた歌とダンスのステージなど、多彩なプログラムが展開され、多文化が交差する舞台を通じて、全国から集まった教職員と生徒に台東の新世代が持つ若さと自信あふれる魅力を発信した。
出典:台東爆新聞
写真:同上
この記事は2026.02.01台東爆新聞発表の内容を日本語訳し活用したものです。原文と相違がある場合は、公式サイトに掲載されている原文が優先されます。